食事宅配サービスの種類
食事宅配サービス6つの種類から利用目的に適した食事を選ぶ
食事宅配サービス6つの種類から利用目的に適した食事を選ぶ
食事宅配サービスを使う人ってどんな人でしょうか?
忙しくて食事を作れなくて外食が多く栄養バランスが気になる方から
食事制限が必要で栄養計算が苦手な方まで幅広い利用者がいます。
このようなニーズに対応するために食事宅配サービスでは、様々なメニューを用意しています。
そのメニューを見ると食事宅配サービスを使う人の目的が分かります。
各社が提供しているメニューを大まかに分類すると以下6種類になります。
他にも種類がありますが、呼び方が違うものや似たものが多いのです。
しかし大きく分類するならば、食事宅配サービスは6種類に分類できます。
塩分制限食は、1日の塩分摂取量を6グラム以内(1食2グラム)に制限されている人の食事です。
健康であれば「塩分」を摂り過ぎても問題はありませんが、
高血圧の方や血圧が高めの方が塩分を摂り過ぎると血圧が上がってしまいます。
つまり高血圧の方や血圧が高めの方を対象にしたのが塩分制限食です。
提供会社がどんな表現で塩分制限食を表示しているか紹介します。
ご覧のように最も多い表示が『塩分制限食』です。
ダイレクトに高血圧や心臓病の方と表示している企業も少なくありません。
このように塩分制限食を注文する方は、高血圧や心臓病の方が多いのです。
そのため塩分だけでなくカロリーも低く抑えられているが特徴です。
日本の国民1人1日あたりの食塩摂取量は平均10.4g(男性11.4g/女性9.4g)です。
ちなみに世界の平均は1日5g。日本人が塩分を摂り過ぎているのは事実です。
日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインを見ると
男性は50歳を過ぎると60%以上の人が高血圧になります。
また女性も60歳を過ぎると60%以上の人が高血圧になっています。
高血圧を予防するために塩分制限食を食べる人が増えているようです。
糖質制限食は糖質の摂り過ぎに注意が必要な方を対象にした食事です。
健康であれば「糖質」を摂り過ぎても問題はありませんが、
糖尿病や血糖値の高い方、肥満の方が糖質を摂り過ぎると血糖値が上がってしまいます。
糖尿病の方の血糖値が上がるとインスリンを打たないと血糖値が下がりません。
また血糖値が上がると体内に貯蓄されるために肥満の原因になると言われています。
つまり糖尿病の方や血糖値が高めの方、肥満の方を対象にしたのが糖質制限食です。
提供会社がどんな表現で塩分制限食を表示しているか紹介します。
ご覧のように最も多い表示が『糖質制限食』と『糖尿病食』です。
低糖質という表現もありますが比較的ダイレクトな表現が多いのです。
実際に糖尿病になると食事の影響が大きいことを実感します。
それだけ食事の糖質と血糖値が直接的な関係にあるのです。
まだ糖尿病と診断されてない方も太っていて血糖値が高めなら、
早めに糖質制限食で予防するのがベストです。
糖尿病になってからでは遅いので対策が必要ではないでしょうか?
タンパク制限食は、タンパク質の摂り過ぎに注意が必要な方を対象にした食事です。
健康であれば「たんぱく質」を摂り過ぎても問題はありませんが、
腎臓の機能が低下している人がタンパク質を摂り過ぎると良くありません。
つまり慢性腎臓病や人工透析が必要な方を対象にしたのがタンパク制限食です。
提供会社がどんな表現でタンパク制限食を表示しているか紹介します。
多くの企業がタンパク制限食やタンパク調整食と表示していますが、
ダイレクトに腎臓病食や人工透析食と表示している企業も少なくありません。
腎臓が悪い人にとっては、食事制限が最優先事項になるのです。
(1)タンパク質を摂り過ぎるとクレアチニンや尿素窒素を排出できません。
(2)塩分やカリウムの摂り過ぎも腎臓にさらなるダメージを与えてしまいます。
(3)水分を摂り過ぎると尿を排泄できないので体がムクみます。
タンパク制限食では、タンパク質・カリウム・リン・塩分・カロリーの5つを調整しています。
外食が多い人の中には、食べる物がなくて困っている人もいます。
自炊している方でも、これだけの栄養計算をして調理するのは難しいものです。
食事宅配サービスの中でも、タンパク制限食を必要としている方が多いと言われています。
※腎臓は体内の老廃物を排出したり必要な物質を再吸収する働きをしています。
カロリー制限食は、カロリーの摂り過ぎに注意が必要な方を対象にした食事です。
健康であれば「カロリー」を摂り過ぎても問題はありませんが、
メタボや肥満の方やダイエット目的の方にはカロリーオーバーは致命的です。
つまりメタボ解消やダイエットが必要な方を対象にしたのがカロリー制限食です。
提供会社がどんな表現でカロリー制限食を表示しているか紹介します。
多くの企業がカロリー制限食やカロリー調整食と表示していますが、
ダイレクトにダイエット食や糖尿病食と表示している企業も少なくありません。
カロリー制限食は、1日のカロリーを何カロリーに設定するか選べるようになっています。
もともとの体型や減量目標、女性や男性でも摂取カロリーは変わります。
つまり自分に合わせた摂取カロリーを選べる食事宅配サービスが多いようです。
ダイエットや減量が目的とはいえ、栄養バランスを整えながら痩せるのがカロリー制限食の特徴です。
バランス栄養食は、栄養バランスを気にする健康指向の方を対象にした食事です。
高血圧、糖尿病、腎臓病などのように厳しい食事制限はないけど食事の栄養が気になる方や
コンビニや外食ばかりで栄養が偏ってしまうと気にしている方を対象にしたのがバランス栄養食です。
提供会社がどんな表現でバランス栄養食を表示しているか紹介します。
多くの企業がバランス栄養食やバランス健康食と表示していますが、
おこのみセレクトやおまかせコースと表示している企業も少なくありません。
いずれにしても健康指向の強い方を対象にしていますので献立は栄養バランスが整ったものになっています。
食材は20種類から30種類を使って栄養バランスを整えていますし、カロリー、塩分、糖質なども控えめです。
健康維持が目的のバランス栄養食では、コンビニや外食のような脂っぽさはなくヘルシーなメニューが基本です。
柔らかい食事は、高齢者や介護が必要な方を対象にした食事です。
高齢者や介護が必要な方は、噛む力や飲み込む力が衰えているので柔らかい食事が必要となります。
普通の食事を用意しても口に入るサイズで噛まなくてもとろけるような食事じゃないと食べられません。
つまり介護が必要な高齢者でも美味しく食べられるのが柔らかい食事です。
提供会社がどんな表現で柔らかい食事を表示しているか紹介します。
多くの企業がやわらか食や柔らかい食事と表示しています。
高齢者向けや介護向けと表示している企業も少なくありません。
いずれにしても高齢者や要介護者が対象なので『小さく・柔らかく・とろける』というコンセプトで作られています。
提供会社によって柔らかさのレベルを数パターン用意したり、飲み込めるムース食や食べやすいきざみ食を用意するところもあります。
柔らかい食事は、高齢者や要介護者でも食べられるように、食べやすいだけじゃなく量も調整されています。
食事宅配サービスの種類をおおまかに6つに分類して紹介してきました。
しかし実際には、ヘルシー丼シリーズやダイエットプログラム食など
細かいニーズに対応した献立やメニューがいくつも存在しています。
また食事宅配サービスは、次々と新しいサービスも始まっています。
新しいサービスを見つけたら情報を更新しますのでお楽しみに!
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